« バンコク発列車の旅~アユタヤ編~ | トップページ | きょうはおでかけ日和 »

バンコク発列車の旅~市場めぐり編~

 アジア最大の魅力を「市場」といっても、過言はないでしょう。
特に何を買うというわけでもなく、その熱気と活気、色んなものが所狭しと並ぶ、
雑多な雰囲気を味わうだけで楽しいです。
 中でも一風変わった市場へ、バンコクから列車に乗って出かけました。

   Imgp2779  Imgp2783   

 今回の出発点は、ウォン・ウェン・ヤイ駅。
同じバンコクでも、フォアランポーン中央駅ではなく、下町にある小さな駅です。
大通りからは、一見、どこに駅があるの分からず、
とりあえず案内板の奥に進むと、そのままホームにつながっています。

   Imgp2786  Imgp2790

 ホームの上に色んなお店が並んでおり、駅か店かどちらがメインか分かりません。
3両編成のディーゼルカーに乗り込み、終点のマハーチャイまで約1時間。
車窓には、民家の周辺に運河や水路がたくさん見られました。

   Imgp2795  Imgp2797    

 そろそろマハーチャイ駅に着く頃かと思うと、列車のスピードがガタンと落ち、
外を見ると、線路の周りに傘やテントの露店がいっぱい並んでいます。
 これから、訪れるメークローンという市場もそうで、
線路の上にまで店が並び、列車が通る時には一旦撤収、通り過ぎるとまた復元する、
いわゆる「折りたたみ市場」です。

   Imgp2804  Imgp2805

   Imgp2806  Imgp2811

 マハーチャイ駅も同じような状態になっていました。そしてやはりお店が溢れ、
駅なのか市場なのか。人が行き来する駅に、市場があると思えば、便利です。
 平日の昼間なのに、熱気はすさまじく、タピオカ入りのスムージーで涼を取りました。

  Imgp2815  Imgp2813

 マハーチャイは港町です。大きな船も見られ、店先に魚の干物も並んでいました。

   Imgp2817  Imgp2819

 渡し舟で対岸の町、バーンレームに渡ると、対照的にこちらは静かで、
5分ほど歩いたところにある駅も、実にのどか。

   Imgp2823  Imgp2832

 それもそのはず、ここから、折りたたみ市場のメークローンまでは、1日3往復のみ。
バンコクから鉄道で行く場合、マハーチャイまでは1時間に1本あり、渡し舟も頻発。
バーンレームからの列車の時間に合わせて、スケジュールを組む必要があります。
 ちなみに、バンコクからメークローンまで、直通のミニバスは30分毎に出ています。

 バーンレーム駅周辺にあるいくつかの民家を見ていると、水路が見え、涼しげ。
ふと、ここでの生活ってどんなものなんだろうと想像してみる-
 日本から遠く離れ、バンコクのような都会でもない、タイの田舎町。
光と緑にあふれ、時折、水鳥たちが羽を休め、1日3本の列車の往来で時間を知り…
そんな妄想にふけると、身体がふわっと軽くなる-
 この浮遊感が、旅してるなぁと思える瞬間です。

Imgp2833

 メークローンから来た折り返し列車に乗り込むと、これがまたスピードの遅いこと。
おそらく時速30キロも出ていません。
車窓には沼地がいくつも見られ、地盤が弱いのかも。海も近そうです。

   Imgp2844  Imgp2849
 
 あまりにゆっくした走りと、午後の日差しでウトウトしていると、
そろそろメークローンというところで、中国人らしき若者グループが乗ってきました。
 列車が町中に入ってくると、車内がざわつきはじめ、
車掌が最後尾の乗務員室を開放してくれ、若者たちも流れていきました。

   Imgp2856  Imgp2860

 メークローン市場に差し掛かります。線路際で折りたたんだテントを支える人、
僕も最後尾から眺めると、すぐにテントの復旧作業が始まっています。
 しかし、何より観光客の多いことしきり。完全に観光地です。

   Imgp2863  Imgp2864

 メークローン駅に到着。
列車を降りて改めて見ると、車体にも折りたたみ市場の絵が描かれていました。
そして、みんな列車と記念撮影です。
 観光客の多さに少し辟易しながら、今度は線路上から列車が通るのを眺めてみます。
ここまで来ると、一つのショーのようなもの。
 そんな中、とある靴屋と八百屋。

Imgp2875

 これでは、確実に列車に轢かれます…事実、若干サンダルが列車に轢かれた気が…

   Imgp2878  Imgp2880

 列車が行ってしまうと、観光客の姿も散り、本来の市場の姿に戻りました。

   Imgp2868  Imgp2869

 お昼ごはんを食べておらず、急速に空腹を覚え、適当なお店にふらりと。
店先で若いお母さんが中華鍋を振り、かわいい女の子がお手伝い中。
英語は全く通じず、壁に貼られた料理の写真を指差し注文。
常連さんらしき人と笑みを交わしながら、運ばれてきたタイ風焼き飯を頬張る。
一人旅ながら、何だか心温まり、お腹も満たされる。また、旅してるなぁと思います。

   Imgp2881  Imgp2882

 メークローンから先、アムパワーという水上市場のある町まで足を延ばそうか。
そうなると帰りは随分遅くなりそう。それでも良いのだが、今回はこのあたりまでかな。
日常を抜け出し、随分遠くまで来れたことだし、帰って、そして、また旅に出れば良い。
 学校帰りの生徒たちを見ながらそんなことを思い、
バンコク行きのミニバスに収まったのでした。

|

« バンコク発列車の旅~アユタヤ編~ | トップページ | きょうはおでかけ日和 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1351824/59092562

この記事へのトラックバック一覧です: バンコク発列車の旅~市場めぐり編~:

« バンコク発列車の旅~アユタヤ編~ | トップページ | きょうはおでかけ日和 »