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日本最長距離鈍行列車で過ごす日

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 北海道・根室本線。滝川9時36分発釧路行き、普通2429D列車。
これが現在、日本で最も長い距離を走る鈍行列車です。
308.4㎞の道のりを、8時間27分をかけて走り、釧路着は夕方の18時3分。
所要8時間27分、時速36.5㎞というのどかな旅。
 そして、乗車した当日は10月14日「鉄道の日」。
この日をこの列車で過ごす、同じようなことを考える人はやはりいるもので、
終着まで3~4人の姿は確認しました。

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 抜けるような秋晴れの下、ディーゼルカー1両きりで滝川を出発。
「根室本線」と名はつくものの、途中の新得までは特急列車も通らず、ローカル線然。
電車特急の行き交う函館本線から離れ、石狩平野から山あいへと入って行きます。

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 もちろん単線なので途中行き違いの列車待ちがあり、野下南(のかなん)駅では
対向列車の遅れで、20分ほど停車。ホームに降り、対向列車が来ないのを確認し、
駅前もふらり。無人の小さな駅で、こんな偶然でもなければ、訪れることもないでしょう。
新鮮な空気を吸い込み、列車と共に小休止した後、富良野へ。

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 富良野からは1両増結され、2両に。やはり20分近い停車が予定されていましたが、
ちょうど遅れを取り戻して、定刻発車となりました。
 「北の国から」的な風景を眺めつつ、列車は再び山あいへ。狩勝峠に向かいます。
峠の手前、落合駅でまたも小休止。やはり駅前をふらりとすれば、
「道道1117号線起点」の表示があり、ちょっとした発見があるものです。

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 峠を越え、石狩から十勝へ。札幌・千歳方面をショートカットする石勝線と合流し、
新得着。ここまで3時間。まだ半分も来ていないのだから、先は長いです。
そばが有名で、立ち食いコーナーも見えましたが、停車時間が12分と微妙。
この後、帯広で20分強の停車があるんで、遅めのお昼調達はそちらにします。

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 十勝平野を眺めつつ、沿線随一の都市、帯広は駅も高架でした。
ここはやはり「豚丼」です。何店舗か種類がありましたが、
注文して焼き立てを入れてくれるお店のテイクアウトを車内で頂きました。

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 まだ3時間半残っており、ここでデジカメの充電が切れかけて来ました。
この後、大きな車窓の変化は太平洋岸に出ること。そこはカメラに収めたいところ。
食事を済まし、午後になって少しダレてきた感も。ボーっとしたり、本を読んだり、
考え事をしたり。そう、スマホの充電も減って来て、通信することもなく。
 でも、こんな時間が最近なく、貴重な気がします。

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 16時半近くになり、列車は厚内を過ぎ、太平洋岸へ。ちょうど1枚撮ったところで、
デジカメは終了。北の大地の日暮れは早く、いずれにせよ、ほどなく真っ暗に。
また読書に勤しんでいると、やがて、行き交う車のライトが多くなり、
車内に下校の学生たちが乗って来ました。

 定刻18時3分、釧路着。列車の中で過ごした半日。はるばるやって来た北海道で、
その大きさを体感する。それも、長距離列車の旅の魅力です。

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